ディズニープリンセス 公式は全13人
ディズニーの魔法の世界には、魅力的なプリンセスたちが勢ぞろいしています。
実は、公式に認定されているプリンセスは全部で13人。
その一人一人がどのような背景や年齢を持っているのか、そして驚くべきトリビアも一緒に紹介します。続きを読むと、あなたの知らなかったプリンセスの秘密が明らかになります!
ディズニープリンセスの特徴と年齢
1. 白雪姫
最年少のプリンセス、年齢は14歳
● 映画公開 1937年 『白雪姫』
● 年齢 14歳
1937年に公開された『白雪姫』は、ディズニープリンセス映画の第1作目です。
最年少のプリンセスで、年齢はわずか14歳。
声優のアドリアナ・カセロッティは、契約のため他の映画で声を使用することが禁止されていたそうです。
ディズニーの『白雪姫』の舞台は、具体的な地名が明示されていませんが、中世ヨーロッパの雰囲気を持つ架空の王国です。
アニメーションの背景や建物のデザインは、特にドイツやスイスの影響を受けており、グリム兄弟によるオリジナルの「白雪姫」がドイツの民話であることから、ドイツの中世風景が多く取り入れられています。
2. シンデレラ
ドレスの色は実際にはシルバー
● 映画公開 1950年 『シンデレラ』
● 年齢 19歳
シンデレラの物語は、約400年以上前のフランスの民話に基づいています。
ドレスの色は、実際にはシルバーなのですが、アニメーションではブルーに見えます。
シンデレラのガラスの靴は、もともと毛皮の靴とされていましたが、翻訳の誤りでガラスの靴になったそうです。
ディズニーの『シンデレラ』の舞台も、具体的な地名は明示されていませんが、中世ヨーロッパの王国を舞台にしています。多くの要素はフランスの影響を受けており、特にシャルル・ペローによる原作「シンデレラ」がフランスの民話であることから、その影響が色濃く見られます。
アニメーションの背景や建物のデザイン、キャラクターの衣装などからも、中世フランスの雰囲気を感じることができます。シンデレラ城自体も、フランスのシャトー(城館)にインスパイアされており、ディズニーランドのシンデレラ城もこのデザインを反映しています。
3. オーロラ姫
セリフが最も少ないプリンセス
● 映画公開 1959年 『眠れる森の美女』
● 年齢 16歳
『眠れる森の美女』のオーロラ姫は、映画内でのセリフはわずか18行で、ディズニープリンセスの中で最も少ないセリフしかありません。
原作では、「ブライア・ローズ」という別名があります。
ディズニーの『眠れる森の美女』の舞台も、具体的な地名は明示されていませんが、中世ヨーロッパの雰囲気を持つ架空の王国です。この作品は特にフランスの影響を受けており、シャルル・ペローの「眠れる森の美女」というフランスの民話に基づいています。
映画の背景や建物のデザインには、ゴシック建築やルネサンス期の影響が見られます。また、物語の設定や衣装のデザインも中世ヨーロッパ風で、特にフランスやイタリアの要素が含まれています。
4. アリエル
髪の色はデンマークの人魚像にインスパイア
● 映画公開 1989年 『リトル・マーメイド』
● 年齢 16歳
魚の友人フランダーは、実際には黄色い魚のモデルがいません。
アリエルの髪の赤い色は、デンマークの人魚の像にインスパイアされています。
アリエルは人間の姿になるために声を犠牲にしましたが、映画の中で最も多くの歌を歌います。
ディズニーの『リトル・マーメイド』の舞台は、アリエルが住む海底のアトランティカ王国と、彼女が憧れる人間の世界である海辺の王国です。
具体的な地名は明示されていませんが、映画の雰囲気やデザインには北欧、特にデンマークの影響が強く感じられます。
これは、原作がデンマークの作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「人魚姫」であることに由来しています。
5. ベル
読書好きで知的なプリンセス
● 映画公開 1991年 『美女と野獣』
● 年齢 17歳
『美女と野獣』の舞台はフランスで、ベルは読書好きで知的なキャラクターとして描かれています。
ベルの衣装デザインには、歴史的なフランスのファッションが反映されています。
ベルの、読書好きで知的なキャラクターは、当時のディズニープリンセス像を刷新しました。
ディズニーの『美女と野獣』の舞台は、18世紀のフランスです。
この設定は、映画のデザインや背景、キャラクターの衣装、建物の建築様式に強く反映されています。
ベルの村のデザインは、中世から18世紀のフランスの田舎町にインスパイアされています。
また、物語のもう一つの主要な舞台は、野獣が住むゴシック風の城です。
城の内部は豪華で、ヨーロッパのバロック様式やロココ様式の影響を受けたデザインが特徴です。
特に、映画の舞踏会のシーンは、18世紀フランスの宮廷文化を反映しています。
6. ジャスミン
初のパンツを履いたプリンセス
● 映画公開 1992年 『アラジン』
● 年齢 15歳
アラジン』は、アラビア語の『千夜一夜物語』に基づいています。
そしてジャスミンは、ディズニープリンセスの中で初めてパンツを履いたキャラクターです。
ジャスミンは、プリンセスの中で初めて結婚を目的としないキャラクターなのです。
ディズニーの『アラジン』の舞台は、架空の都市「アグラバー」です。
この都市は、中東の雰囲気を持つ架空の王国として描かれています。
具体的な国や地域は明示されていませんが、映画のデザインや文化的要素は、中東やインド、さらには古代ペルシャの影響を受けています。
7. ポカホンタス
名前は「いたずらっ子」を意味する
● 映画公開 1995年 『ポカホンタス』
● 年齢 18歳
実際のポカホンタスは、映画とは異なり、わずか12歳でジョン・スミスと出会いました。
しかし実際にはジョン・スミスと恋愛関係にはなかったそうです。
ポカホンタスの名前は、「いたずらっ子」という意味を持ちます。
実在したポカホンタスと彼女の部族、そしてジェームズタウンの開拓者たちの歴史的背景に基づいていますが、物語はフィクションとして描かれています。
ディズニーの『ポカホンタス』の舞台は、17世紀初頭のアメリカ、現在のバージニア州沿岸地域です。具体的には、ジェームズタウン付近の先住民族ポウハタン族の領土が描かれています。
映画全体を通して、アメリカの自然の美しさが強調されています。
ポウハタン族の伝統的な生活と、イギリスから来た開拓者たちの生活が対比的に描かれています。
両者の文化や価値観の違いが物語の主要なテーマの一つとなっています。
8. ムーラン
戦士として描かれた唯一のプリンセス
● 映画公開 1998年 『ムーラン』
● 年齢 16歳
ムーランの物語は、中国の伝説『花木蘭』に基づいています。
ムーランは、プリンセスの中で初めて戦士として描かれています。
ムーランは、ディズニープリンセスの中で唯一、公式には王族の出身ではありません。
ディズニーの『ムーラン』の舞台は古代中国です。
具体的な時代設定は明示されていませんが、伝説上のヒロインである花木蘭(ファ・ムーラン)の物語は、北魏時代(386-534年)を背景にしていると言われています。
映画全体を通して、中国の伝統文化や風習が色濃く反映されています。
建築様式、衣装、音楽、風景など、多くの要素が中国の文化に基づいています。
9. ティアナ
初のアフリカ系アメリカ人プリンセス
● 映画公開 2009年 『プリンセスと魔法のキス』
● 年齢 19歳
ティアナは、ディズニー初のアフリカ系アメリカ人プリンセス。
彼女のキャラクターは、シェフ・リア・チェイス※にインスパイアされています。
※リア・チェイスはアメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身の著名な料理人であり、クレオール料理の第一人者。
その料理技術とコミュニティへの貢献を通じて、ニューオーリンズの文化と歴史に深い影響を与えました。
ディズニーの『プリンセスと魔法のキス』の舞台は、1920年代のアメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズです。
この映画の背景には、ジャズエイジの雰囲気とニューオーリンズの豊かな文化が色濃く反映されています。
物語の大部分が、ニューオーリンズの歴史的な街並みを背景に展開されます。フレンチ・クオーターの美しい建築やカフェ、ジャズクラブなどが登場します。
10. ラプンツェル
髪の長さは21メートル
● 映画公開 2010年 『塔の上のラプンツェル』
● 年齢 18歳
ラプンツェルの髪の長さは、実際には21メートル(約70フィート)あります。
ラプンツェルのキャラクターは、ドイツの童話『ラプンツェル』に基づいています。
ディズニーの『塔の上のラプンツェル』の舞台は、架空の王国「コロナ」です。
映画には具体的な地名は明示されていませんが、デザインや雰囲気からヨーロッパの中世の影響を強く受けています。
特に、ドイツやスカンジナビアの建築様式や自然の風景がインスピレーションとなっています。
11. メリダ
助けを必要としないプリンセス
● 映画公開 2012年 『メリダとおそろしの森』
● 年齢 16歳
『メリダとおそろしの森』は、スコットランドを舞台にしています。
メリダは、ディズニープリンセスの中で唯一、王子の助けを必要としないキャラクターです。
ディズニーとピクサーの共同制作映画『メリダとおそろしの森』(原題: Brave)の舞台は、スコットランドの中世です。
映画全体を通じて、スコットランドの美しい風景や伝統的な文化が豊かに描かれています。
メリダの家族が統治する架空の王国「ダンブロッホ王国」。
城は堅固な石造りで、周囲には豊かな自然が広がっています。城内では、中世スコットランドの伝統や習慣が反映されています。
12. モアナ
ポリネシア文化に基づいた物語
● 映画公開 2016年 『モアナと伝説の海』
● 年齢 16歳
モアナの物語は、ポリネシア文化に基づいています。
文化的な正確性を保つために、ディズニーはポリネシアの文化専門家や歴史家から成る「オーシャンズ・コンサルティング・グループ」を設立しました。
「モアナ」はポリネシア語で「海」を意味します。
マウイの体にあるタトゥーは、伝統的なポリネシアのタトゥー技法で描かれており、それぞれに意味があるということです。
ディズニーの『モアナと伝説の海』(原題: Moana)の舞台は、古代ポリネシアの島々です。
物語は、南太平洋の美しい島々とその文化を背景に展開されます。
モアナの故郷である架空の島「モトゥヌイ島」は豊かな自然と美しい海に囲まれた島で、伝統的なポリネシア文化が色濃く反映されています。
建築、衣装、音楽、踊り、伝統的なタトゥーなど、多くの要素がポリネシア文化に基づいています。
映画は、フィジー、サモア、トンガなどの現地の文化や伝統をリサーチし、忠実に再現しています。
モアナの航海は、古代ポリネシアの航海術や星を使ったナビゲーションにインスパイアされています。
13. ラーヤ
東南アジアの伝説にインスパイア
● 映画公開 2021年 『ラーヤと龍の王国』
● 年齢 18歳
ラーヤの物語は、東南アジアの文化や伝説にインスパイアされています。
制作チームは、ラーヤの世界観を作り上げるために、東南アジアの国々を訪れ、文化的な調査を行ったそうです。
「ラーヤ」は、マレー語で「王」を意味します。
映画に登場するドラゴン、シスーは、東南アジアの伝説的な水のドラゴンをモデルにしています。
ラーヤが使用する武器「ケリン」は、東南アジアの伝統的な武器である「クリス」に基づいています。
主役の声優ケリー・マリー・トランは、初の東南アジア系アメリカ人ディズニープリンセスの声優となりました。
ディズニーの『ラーヤと龍の王国』(原題: Raya and the Last Dragon)の舞台は、架空の王国「クマンドラ」です。
この王国は、東南アジアのさまざまな文化や風景からインスピレーションを受けています。
建築、衣装、音楽、食文化など、多くの要素が東南アジアの伝統に基づいています。
ディズニープリンセスの年齢についての豆知識
一番若いプリンセスから最年長のプリンセスまで、彼女たちの年齢には大きな差があります。
あなたは誰が一番若いプリンセスで、誰が最年長か知っていますか?
ここでは、そんな年齢にまつわる豆知識をお届けします。
一番若いプリンセス
ディズニープリンセスの中で最も若いのは、誰だかご存知ですか?
実は、彼女はわずか14歳で、自分の物語が始まります。
そのプリンセスは、白雪姫です。
白雪姫は、純粋で無垢な魅力を持つキャラクターとして多くの人に愛されています。
彼女の物語は、ディズニー初の長編アニメーション映画としても知られており、その歴史的な重要性も見逃せません。
若いながらも、その勇気と優しさで物語を進めていく彼女の姿は、時代を超えて愛され続けています。
最年長のプリンセス
一方、ディズニープリンセスの中で最年長なのは、「エルサ」か「シンデレラ」、「ティアナ」です。
エルサは21歳で「アナと雪の女王」に登場し、彼女の物語は成長と自己発見、そして妹アナとの絆を描いています。
ただし、エルサは公式ではディズニープリンセスの一員ではありません。
公式のディズニープリンセスの中で最年長は誰か、となるとシンデレラとティアナになります。
シンデレラもティアナも19歳で、夢を追いかける姿が印象的です。
ディズニープリンセスの選定基準って?
エルサとアナはディズニープリンセスじゃない?選定基準とは
ディズニー公式プリンセスは、特定の基準に基づいて選ばれ、公式に認定されたキャラクターたちです。
『アナと雪の女王』のエルサとアナも人気・知名度共にに抜群のプリンセスなのですが、公式のディズニープリンセスではありません。
また、2023年に公開された映画『ウィッシュ』のアーシャも、新しいキャラクターのため、まだ公式プリンセスには含まれていません。
プリンセスの選定基準とはどのようなものなのでしょうか?
ディズニープリンセスの選定基準
ディズニープリンセスにとして選ばれるには以下の基準を満たす必要があります。
- 映画のヒロインであること:
ディズニープリンセスは、主にディズニーのアニメーション映画のヒロインであることが必要です。 - 人間であること:
一部例外はありますが、基本的にプリンセスは人間であることが基準とされています。 - 王室に関係があるか、勇敢な行動をしたこと:
プリンセスは王室の一員であるか、特筆すべき勇敢な行動を取ったキャラクターである必要があります。 - 成功した映画の登場人物であること:
映画自体が商業的に成功し、キャラクターが広く認知されていることが重要です。
アーシャは新しいキャラクターですし、彼女の物語や影響力が今後どのように評価されるかによって、将来的にディズニープリンセスの一員として認定される可能性はありますね。
ただ、公式認定には時間がかかることが多く、どのようにディズニーが判断するのか注目ですね。
エルサとアナはどうしてディズニー公式プリンセスではないの?
「アナと雪の女王」のエルサとアナがディズニーの公式プリンセスに選ばれていない理由はいくつかあります。
- 独自のブランドとしての位置付け
エルサとアナは、非常に成功した「アナと雪の女王」シリーズの主要キャラクターです。
このシリーズはディズニーの中でも独立したブランドとして扱われています。
映画の成功と人気の高さから、エルサとアナは「アナと雪の女王」のブランドの一部として特別な扱いを受けており、他のディズニープリンセスたちとは異なる位置付けとなっています。 - フランチャイズ戦略の違い
ディズニーの公式プリンセスラインは、一つの統一されたフランチャイズとしてマーケティングされており、グッズやイベントなどが一体となって展開されています。
エルサとアナはその外に位置し、「アナと雪の女王」独自のマーケティング戦略が取られています。
エルサとアナはより特別な、そして独立した形でプロモーションされているということですね。 - キャラクターの独立性
エルサとアナのキャラクターは、それぞれ強い個性と独立したストーリーを持っています。
特にエルサは、クイーン(女王)としての立場を持つため、伝統的なプリンセスの枠に収まりにくい面があります。
このように、彼女たちはプリンセスであることに加えて、より広い役割やテーマを持っているため、公式プリンセスラインとは別に扱われています。 - 物語のテーマと対象年齢
「アナと雪の女王」は、姉妹の絆や自己発見といったテーマを中心に展開されています。
この物語のテーマやストーリーの複雑さは、従来のプリンセスストーリーとは異なる面があり、ディズニーはこれを別のカテゴリーとして大切にしています。
エルサとアナは「アナと雪の女王」シリーズの中で特別な存在として大切にされており、その人気と成功を基に、独自の道を歩んでいると言えますね。