映画マレフィセントの感想 アナと雪の女王に似ている!? ※ネタバレ&あらすじ

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7月5日より公開の始まったディズニー映画「マレフィセント」。
「マレフィセント」を観た方は
「アナと雪の女王」を観た後と同じような感想を持つようです。

今まで圧倒的な「」として描かれてきたマレフィセント。
マレフィセントをはじめ、過去のディズニー映画に登場してきた
ディズニーヴィランズ(ディズニーの悪役キャラクター達)は
どのキャラクターも完璧に「悪」として描かれています。

しかし、「アナと雪の女王」からこの「悪」の描き方が一変したとは思いませんか?
ディズニーではいつも
「魔女」=「悪」
として描かれてきました。

ところがどうでしょう。
「アナと雪の女王」では手に触れたものを凍らせてしまう、
氷を自在に操る「魔女」のエルサは
「悪」として描かれているでしょうか?

 




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ディズニーの「悪」の描き方が変わった!?

ディズニーは「アナと雪の女王」で、
魔女であるエルサを

自分の能力を呪う姿、
自分と葛藤する姿、
自分を倒そうとする人々に追い詰められる姿など

悪ではなく、実に生々しい「人間」として描いています。

この部分の描き方が、
今回の映画「マレフィセント」でも酷似しているのです。

完璧な悪として描かれていたマレフィセントが、
ただ単純に「実はいい人でしたー」みたいな内容だったらつまらないよなー
なんて思いながら見たのですが、
映画で描かれていたのは、
今まで絶対的な悪として描かれてきたマレフィセントの
実に人間(実際人間ではないけれど・・・)らしい姿。

そして、これでもか、
というほど男性がどうしようもなく描かれています。笑

 

ディズニーの「愛」の描き方が変わった!?

今までディズニーが描き続けてきた「真実の愛」とは
男女の愛。
「恋人」としての愛だけでした。

ところが、これもアナ雪から変わりましたよね。

姉妹の愛。

これだって「真実の愛」に変わりはないと。

マレフィセントでもこの部分の描き方が変わったのです。

「親子の愛」。

ネタバレしてしまいますので知りたくない方は見ないでくださいね。

マレフィセントは呪いをかけたオーロラを育てる3人の妖精に代わり
自分がオーロラを育て始めます。

オーロラの「育ての親」となったのです。

ここに親子愛が芽生えます。

オーロラは、王子のキスでは目覚めません

では誰のキスで目覚めるのか?

そうです。
マレフィセントがオーロラの
おでこにキスをすることで目覚めたんです。

映画ではこれでもか、というほど男性がどうしようもなく描かれ続けます。

オーロラの父であるステファンは一国の王になる為に、
妖精マレフィセントとの「愛」を裏切ります。

原作ではオーロラをキスで目覚めさせるはずのフィリップ王子も
ほとんど存在感ありません・・。

男性のここらへんの描き方や
愛の描き方、悪の描き方の変化を感じて
ディズニーが過去生み出してきた「遺産」を
時代に合わせてこれからアップデートしていこうとしているのかな、
などと感じています。

そこらへんに気づいている方も多数いるようですね。

 



オーロラの「育ての親」となるマレフィセントを演じているのが
養子を迎えて「自分の本当の子供」として愛を持って育てている
アンジェリーナ・ジョリーということも
ディズニーは意図していそうしたのかもしれませんね。

ディズニーは今、過去ディズニー映画の実写映画化を進めているのですが、
現在決まっているもの(公開しているもの)でも

2014年7月5日 マレフィセント
2014年11月1日 美女と野獣
2015年3月13日 シンデレラ
2015年7月17日(全米公開日)パン(ピーターパン)
2016年5月27日(全米公開日)アリス・イン・ワンダーランド(不思議の国のアリス)
公開日未定  ザ・ビースト(美女と野獣)
公開日未定  クルエラ(101匹わんちゃん)
公開日未定  ジャングル・ブック
公開日未定  ピノキオ
公開日未定  リトル・マーメイド

 

ヴィランズに焦点を当てたストーリーになるのかはわかりませんが、
今後続々とディズニーが過去作り上げた「おとぎばなし」に
現代のエッセンスを取り入れて作り直していこうという姿勢が感じられますよね。

マレフィセントも原作の眠りの森の美女とストーリーが変わってしまっていますし、
今後公開予定の実写版映画もストーリーや結末が変わってきてもおかしくありません。

原作映画が大好きな身としては少々複雑な気持ちもありますが、
ディズニーがこれから何を伝えていきたいのかな?という事を
感じ取っていくのもいいかもしれませんね。

 

映画マレフィセントを観るときに、
そんなことももやーっと思い出しながら観ていただけたら
違った見方で楽しめるかもしれません!

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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